学習者中心の指導法・学習者の未来を広げる教育手法は謙虚に米国から学んではどうか?
California State University Fullertonは21世紀型の教育を実践する教員育成で高い評価を得ている。36週間の教育実習の間に行われる大学での教職課程の授業に参加して感じたことは、1) なぜ日本では教員研修に時間とお金を投じないのか? 2) なぜ教員は変化を嫌うのか?
ICTの視点で今の日本の教育を考える機会にもなった。3) 教育におけるICTの活用は「非常に」遅れている この事実を真摯に捉え、これからの教育の実践者を増やして行くことが重要だと痛感した。
ICTの視点で今の日本の教育を考える機会にもなった。3) 教育におけるICTの活用は「非常に」遅れている この事実を真摯に捉え、これからの教育の実践者を増やして行くことが重要だと痛感した。
Hybridコースとは
社会科教員育成の授業を担当するKristen Shand教授(写真)はHybridでの授業を行っている。Blended modelと言う方が分かりやすいのかも知れないが、つまりon-line授業と従来の授業(教室に集合して行う授業)とを組み合わせて履修できるコースのことである。2週間に一回対面型の授業を行い、他はオンラインで受講する。
オンラインの受講環境を実現するためには、多大な準備が不可欠であるが一旦環境が整備されると運用は容易になる。Shand教授によると「最初から完成度の高いものを目指すのでなく、まずは始めること。そして、常に改善し続けることで完成度が高かまる」ことを理解することが不可欠。 Hybridコース実現のための条件 日本は教育のICTにおいてどの様な状況なのだろうか。 この二つの領域が理解できないのであれば「相当に遅れている」 1) "learning management system" 2) "multimedia creation site" |
36週間の教育実習が必要な理由 「教育の専門家を育成する」から
36週の教育実習の第6周目に行われた授業を紹介する。授業は週1回、他は学校で実際に授業を担当する。指導教員の支援のもと最初の18週の実習を行い、残りの18週はほぼ単独で授業を行う。その間、教員として不適切と思われる候補者には「適切な進路の助言」が行われる。特にCSU-Fullertonは21世紀型の教員育成に定評があり、学習者主体の学び、課題解決型、ICT活用、教科横断などなどが「当たり前に」前提となっている。
EDSC442(Science)科学領域(物理・生物・科学)担当:Dr. Kristen Shand
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EDSC442(数学)Mr.Tor Ormeth(中学数学教員)
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