国際理解教育を推進するするためのワークショップ
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2018年12月20日(木)
福岡ガーデンパレス 38名参加 |
基調講演 「子どもたちの未来を広げるグローバル教育」
講師 学校法人 鶴学園 広島なぎさ中学校・高等学校 校長 永尾 和子 氏
講師 学校法人 鶴学園 広島なぎさ中学校・高等学校 校長 永尾 和子 氏
編集者コメント
Partnership for 21st Century Skills(P21)では教科領域の習得と並行して次の9つのすスキルの養成が現在の教育において不可欠なものと位置づけています。 1. Critical thinkers(批判的思考者)2. Problem solvers(問題解決者)3. Good communicators(良いコミュニケーター)4. Good collaborators(良い協働者)5. Information and technology literate(情報技術理解力)6. Flexible and adaptable(柔軟・適応力)7. Innovative and creative(革新・創造力)8. Globally competent(グローバル力)9. Financially literate(会計力) つまり、国際理解教育は今の子どもたちに不可欠な素養の一つだと言われています。皆さんの学校ではいかがでしょうか。国際理解教育は教育経営の柱の一つとして位置づけられ、意図的・教育的な設計のもと運用されているでしょうか。 広島なぎさは "NAGISA Guide 2019" に「国際性の涵養」を4つの教育目標の一つに位置づけるだけでなく、PDCAサイクルの構築を行っています(右図)。国際理解教育はあくまでも全体の一部であり、欠かすことのできない一部であることが明らかにされています。 |
4つの教育目標
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研修旅行の教育体験化
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国際教育プログラムを支える組織づくり
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選考に基づく参加研修コース決定 事前に学び事後にも学び続けることが前提
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振り返りに基づく深い学びの実現
記録を残し、振り返り、アウトプットする |
振り返りを前提としているのでePortfolioはデジタル化するだけ
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五感を磨く教育の実現
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豊な人間性を育む設計
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明確な「グローバルであることの定義」
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パネルディスカッション 「グローバル化時代に求められる人材と教育」
【パネリスト】
① 広島なぎさ中学校・高等学校 校長 永尾 和子 氏
② 九州大学共創学部 教授・副学部長 副島 雄児 氏
③ 株式会社リンガーハット 海外推進チーム 部長(沖縄・香港担当) 正木 健三 氏
司 会:LbE Japan代表取締役 北 浩一郎(ファシリテーター兼務)
【パネリスト】
① 広島なぎさ中学校・高等学校 校長 永尾 和子 氏
② 九州大学共創学部 教授・副学部長 副島 雄児 氏
③ 株式会社リンガーハット 海外推進チーム 部長(沖縄・香港担当) 正木 健三 氏
司 会:LbE Japan代表取締役 北 浩一郎(ファシリテーター兼務)
編集者コメント
基調講演を受けて多くの参加者が考えたのは「広島なぎさ」は受験対応大丈夫?!ということ。 その問いに対し永尾校長は「なぎさは6年教育。5年間で感性と人間力を育て、最後の1年は受験に集中する。最初の5年間で目標を定め、受験し進学する意味を考え理解する。意欲やメタ認知力の育成なしに知識を詰め込む受験教育をやっても意味がない」。では、大学にとって感性や人間力の高い入学希望者はどの様に映るのか。「知識はきだし型の入試からの脱却が求められる。共創学部は九州大学において改革の先駆者。ますます新しい学力に基づく学力の高い人材が必要」 さらに、マネージメントについて企業の立場から「結果を出すためのプロセスがマネージメント。短中長期の目標があって初めて成り立つ」。明確な教育目標、教育目標を実現する手法、手法を導入する組織体系、目標実現のためのプロセスなどが一つのものとして存在した時に初めて目標実現が可能になる。広島なぎさは社会のちょとした変化にも揺るがない、未来志向の教育の実践者であることを改めて認識した。 |
主体性を高めるためのグループ活動
グループ活動1
テーマ:「海外との繋がりの機会と海外からの生徒訪問団体を活用した国際理解教育とその後の繋げ方」
=海外からの数日、短期、長期の来日希望生徒を無理なく受け入れ、多くの生徒が海外の生徒と の交流の機会を持ち、海外、異文化理解への意識の向上と学びの実現=
(参考)海外の経済力の高まりで、アジアを含む海外の学校(特に短期)が教育を目的に来日する機会が増えている。その機会を、どのように生徒のために活かしていくのかを考える。また、生徒が海外への進学や研修に興味を持ったときに、どのような受け皿があり(どのような国にどのような受入体制があるのか)、生徒を参加させていくための方法を話し合う。
グループ活動2
テーマ:「国際理解教育に活きる学校行事のあり方」
=管理職、学校行事に関わる教員が連携して、学内、学外(オリエンテーション、修学旅行、海外研修など)で実施される行事を連動させ、学校行事全体を効果的に組み立て、実践する=
(参考)探究的な学習が求められているなか、授業、各行事が連動して、生徒の学びの機会を創出していくことが必要と考えられる。どのようにして学校の取り組みを組み立て行っていくのかを、事例などを参考に話し合う。
グループ活動3
テーマ:「国際理解教育を活用した教員の協力体制と教科横断学習の実践」
=教員の協力体制のもと、学力の3要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」)をより向上させる教科横断学習を実現する=
(参考)国際理解教育の担当者は、英語教員がなっている場合が多く、限られた担当者のみでは、それを進める難しさが考えられる。国際理解教育を生徒のための学びの機会にできるよう、どのように各教科に活かすことができるかを話し合う。
グループ活動1
テーマ:「海外との繋がりの機会と海外からの生徒訪問団体を活用した国際理解教育とその後の繋げ方」
=海外からの数日、短期、長期の来日希望生徒を無理なく受け入れ、多くの生徒が海外の生徒と の交流の機会を持ち、海外、異文化理解への意識の向上と学びの実現=
(参考)海外の経済力の高まりで、アジアを含む海外の学校(特に短期)が教育を目的に来日する機会が増えている。その機会を、どのように生徒のために活かしていくのかを考える。また、生徒が海外への進学や研修に興味を持ったときに、どのような受け皿があり(どのような国にどのような受入体制があるのか)、生徒を参加させていくための方法を話し合う。
グループ活動2
テーマ:「国際理解教育に活きる学校行事のあり方」
=管理職、学校行事に関わる教員が連携して、学内、学外(オリエンテーション、修学旅行、海外研修など)で実施される行事を連動させ、学校行事全体を効果的に組み立て、実践する=
(参考)探究的な学習が求められているなか、授業、各行事が連動して、生徒の学びの機会を創出していくことが必要と考えられる。どのようにして学校の取り組みを組み立て行っていくのかを、事例などを参考に話し合う。
グループ活動3
テーマ:「国際理解教育を活用した教員の協力体制と教科横断学習の実践」
=教員の協力体制のもと、学力の3要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」)をより向上させる教科横断学習を実現する=
(参考)国際理解教育の担当者は、英語教員がなっている場合が多く、限られた担当者のみでは、それを進める難しさが考えられる。国際理解教育を生徒のための学びの機会にできるよう、どのように各教科に活かすことができるかを話し合う。
グループ活動1まとめ
グループ活動2まとめ
グループ活動の成果
得られたこと
「国際理解教育の意義と定義を明らかにしなくてはならない」
「他校においての事情を知ることによる自分たちの立ち位置と、取組手法の獲得」
「国際理解教育の意義と定義を明らかにしなくてはならない」
「他校においての事情を知ることによる自分たちの立ち位置と、取組手法の獲得」
実践すること
「国際理解教育推進のために ①教員間の理解深化 ②生徒の機会増加 ③チーム・部署づくり
「国際理解教育推進のために ①教員間の理解深化 ②生徒の機会増加 ③チーム・部署づくり